2007年11月21日水曜日

iPS細胞

 ついにヒトの皮膚から万能細胞を作ることに成功したそうだ。私はそもそも従来のES細胞の研究には疑問だったが、iPS細胞ならES細胞の欠陥がクリア出来る。つまり自分の細胞から作るので、拒絶反応がないのだ。材料が受精卵ではないので倫理的な面もクリア出来る、というのには私的には興味が無いが、拒絶反応についてはめちゃくちゃ画期的だ。
 問題があるとすれば、遺伝子を導入して作るということだ。しかし遺伝子なんて所詮、酵素を作る設計図にすぎないので、そのうちにわざわざ遺伝子導入しなくても「iPSキット」を振りかければiPS細胞になる時代が来るだろう。

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