2007年7月29日日曜日

ネコの料理

うちの周辺はセミがたくさんいて、うちのタマはよくそのセミを捕ってきて食べている。今までは普通に食べるだけだった。今日、エサの皿には朝食の牛乳が少し残っていたのだが、なんと今日は捕ってきたセミをその牛乳に浸しながら食べていた。つまり味付け(料理)することを覚えたようなのだ。偶然?? ネコが料理をした例があれば知りたいものだ。

2007年7月25日水曜日

キノコの迷信

 最近毒キノコ中毒がふえているそうですが、どうやら皆さん、迷信を信じてキノコ狩りをしているみたいです。茎が縦に裂けると食用とか、色が派手なら毒とかいう類いですね。この科学が発達した今、このような迷信を信じて食卓にのせるなんて・・・。まあ、いまだに霊とか超能力とか占いとか神様とかを信じる人もいるくらいだから、無理も無いのかもしれませんが。どうせなら、もっと現実に即した「新迷信」を作ればよいかもしれません。

・色が派手なキノコは食べられる。
・白いキノコは毒キノコ。
・木に生えるキノコは食べられる。

もちろん、これだけでは全く不十分なので、この新迷信だけで食べないでください!!でももともとの迷信よりかなりマシになったと思いますが。キノコの種類なんて星の数ほどあるので、それをひとまとめにすること自体,不可能なんです。
ちなみに私の知る限り、派手なキノコにはたぶん致命的な毒キノコはあまり無いはずです。派手な毒キノコと言えばパッと思いつくのはベニテングタケとドクベニタケですが、これは食べても幻覚を見たり吐いたりするかもしれませんが、死ぬほどではないです。逆に白いキノコは、ドクツルタケ,タマゴテングタケ等、1本で何人も殺せる猛毒キノコがたくさんあります。特に白くて軸の根元が壷のようになっているものは危険です。木に生えるキノコ云々は、もうちょっと信頼性が薄れますね。日本で最も中毒の多いキノコの一つ、ツキヨタケは、木に生えています。これはシイタケに似ているので要注意です。でもやはり死ぬほどではないです。

 キノコは他の生物にくらべて研究が遅れており、分類学者でも分からないものがいくらでもあります。分からないというより、じつはそれが新種だった、なんていうこともけっこうあるでしょう。結局、安全にキノコを食べるためには、食用キノコを完全に覚えて、その完全に安全なものだけしか食べないということしかないですね。

2007年7月20日金曜日

温暖化はたいしたことがない??

 先日あるTV番組で、「生物をやっている」と名乗るどこかの大学教授が、「温暖化なんてたいしたことない」の述べていた。氏曰く、地球の歴史上、生物の大量絶滅は寒冷化の時に起こっており、温暖化で大量絶滅した歴史は無い、だそうだ。さらに、南極の氷が溶けても海面上昇はない。いつアルキメデスの原理が否定されたんだ? とも述べていた。この教授、ほんとうに研究者なんだろうか。

 たしかに温暖化で大量絶滅は無いだろう。ただし、実際は影響は極めて大きい。確かに日本のような温帯地域では、生態的影響はたいしたこと無いかもしれない。が、寒冷地や高山の植物は、暑さに耐えられず多数絶滅するだろう。熱帯地域では砂漠化が進んで森林面積が減少する。一部爬虫類などの卵では、温度によってオスかメスかが決定するものもあるので、このようなものは絶滅するだろう。

 ヒトにおいては、アフリカなどで干ばつがすすみ死者が増えるのは目に見えているし、温暖地域であるはずのヨーロッパでも、猛暑により何万人も死んでいる。もとは熱帯病であるはずのマラリアなどが温帯地域に拡大するという懸念もある。単純に気温が40度を超えたりすると暑くてたまらないし、経済的にも冷房代がかさむ。

 なんで南極の氷が溶けるのにアルキメデスの原理がでてくるんだ? まさか南極は大陸であるということを彼は知らないのか? 温暖化が進むと霜で逆に氷が増えるなどと主張する人もいたが、そりゃ、あくまで零下での話で、4℃以上が続くようになると霜であろうが氷河であろうが溶けるのが当たり前だ。彼はそうなってから「こんなに上がるのは想定外だった」とでも言い訳するのだろう。